いわしのブログ

長文すぎてTwitterで書けないこととかを呟いていきます。

牛丼乞食録~ガイジ~

【注意】

この記事内に含まれる「」内の言葉は全てカイジの声で脳内再生して下さい。(アニメ版でも藤原竜也でもどちらでもOK)

 

「これは…俺がすき家でバイトしてた時の話だ。俺がすき家に来たのは他でもねぇ。賄いが目当てだ。」

 

 

賄いとは!

従業員のみが格安で食べれる店の食事のことである!すき家であれば牛丼並が100円、牛丼大盛が150円などの恩恵が受けられる!

 

 

「そしてバイト3日目の日…待ちに待った賄いの説明が入ったんだ!かぁ~!これだよこれぇ!腹がキンッキンに減ってやがる!俺は普段から次郎系とか食ってる人間だから、キング牛丼を格安で食ってやる…!」

 

 

ざわ・・・。ざわ・・・。

 

しかしガイジ、ここにきて衝撃の事実!

 

先輩『賄いの牛丼は大盛までですね』

 

 

 

「!?!?!?」

「バ、バカな…?そんな…キングやメガ、特盛が頼めないどころか…大盛まで…?」

 

 

ガイジ、痛恨のミス!ネットで賄いの詳しい情報を調べなかった完全なる自業自得!

 

 

「ま、まぁ大丈夫さ…。牛丼は大盛までしかなくても2杯頼めば同じことさ。300円で牛丼大盛2杯。なんだ、悪くねぇじゃねえか…!それに、たとえ牛丼のサイズが大きくなくたってサイドメニューをたくさん頼めばいいってだけじゃねえか…!なぁんだ、簡単なこ

 

 

先輩『メイン商品は1品まで、トッピングは2つまで、サイドは3つまでです』

 

 

「な、なんだって…!?おいおっさん(※先輩25歳)、今、なんて…!」

 

 

先輩『メイン商品は1品まで、トッピングは2つまで、サイドは3つまでです』

 

 

ガイジ、作戦がまさかの形で終わってしまう…!

ゼンショーグループ(すき家の会社の名前)は従業員の賄いでの利益減まで対策していた!

 

 

「な、なんてこった…。」

 

 

「その日俺は泣きながらチーズ牛丼大盛を食べたさ。チーズ含めトッピングは全て50円。200円とはいえ腹が膨れていなきゃ意味がねぇんだ…。」

 

 

 

「くそ、くそ、くそぉ!俺は、俺は賄いで腹を満たすことすらできねぇ負け組なのかよ…!(※こんな狡いこと考えてる時点で負け組です)

 

「明日、明日必ず賄いで腹を満たしてやる…!ゼンショーグループの捨て駒なんかに俺はならねぇ…!(※バイトの時点でかなり捨て駒です)

 

 

次の日!(cv:立木文彦)

 

「昨日はしっかりメニューを見れなかったからな…今日はゼンショーホールディングスの化けの皮剥いでやるぜ!どれどれ…」

 

 

※1 そんなにじっくり読まなくていいです

※2 もう少し種類ありますが簡略化してます

 

【メイン 1つまで】

・牛丼並 100円

・牛丼大盛 150円

・カレー並 150円

・まぐろ丼 200円

 

【トッピング 2つまで】

・チーズ

・高菜明太マヨ

・ネギ玉

とか全部50円。カレーに乗せる牛あいがけって奴だけ80円。

 

【サイド 3つまで】

・たまご 30円

・おんたま 30円

・みそ汁 30円

・豚汁 50円

・ライス 50円

・サラダ 50円

・プリン 80円

 

(自分は部外秘って教わったけどネット検索すれば出てくるってのと、まとめサイトに全部書いてあったので載せてます)

shitsumon-aru.net

 

 

「くっ…!ゼンショーめ…!種類を多くして最適解を見つけにくくする方法か…!だが俺はそんな方法には…ん?」

 

・ライス 50円

 

その時ガイジに電流走る!

 

「なんだ!簡単なことじゃねえか!メインが1つしか頼めねえなら3つ頼めるサイドにあるライスで量を稼げばいいんじゃねぇか!」

 

 

ガイジ、渾身のひらめき!ゼンショーホールディングスを追い詰めた!

しかしゼンショー、余裕の表情…!圧倒的余裕…!そのわけは…

 

 

「米に対しておかずが少ねぇ…!」

 

 

ガイジ、大量のライスに対して牛丼1杯分の肉で食べ進める…!

その後、休憩時間ギリギリまでの食事…!圧倒的敗北感…!

 

 

「米に醤油をかけて何とか食い切れたけど、あの余裕の表情は米に対しておかずの少なさにあったんだな…。」

 

(余裕の表情の理由は、年商6500億の企業の前で50円とか鼻クソ以下だからです)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(ここでBGMを流す)


www.youtube.com

 

 

 

 

「それから俺はどうすれば最善かを毎日のように考えた。」

 

「サラダは満腹中枢が刺激されるからサラダを3つ頼んだこともあった。」

「高菜明太とチーズだけで米を食べ進めたこともあった。」

「ときには腹を満たすのを諦めてプリンに妥協したりもした」

 

 

「だが、腹を満たすことに夢中になって俺は当初の目的であるキング牛丼の夢を忘れていたんだ。」

 

「所詮は俺もゼンショーの養分…なのか…」

 

 

 

「そんなある日のことだった…。」

 

「ボーッとした頭でレジの賄いを見ていた時…。」

 

 

 

ざわ・・・。ざわ・・・。

 

 

 

 

【トッピング】

・牛あいがけ 80円

 

 

「・・・・・・・。」

 

 

「・・・???」

 

 

「!!!!!!!!!」

 

 

その時、ガイジに電流走る!

 

 

「へっへっへ…。ありがとなぁゼンショーホールディングスさんよお…。こんな俺に気づきのチャンスを与えてくれてよぉ…。」

 

 

ゼンショー取締役

「ふぅん…。まだそんな表情ができたのか。おい!こいつをお昼のピーク帯にぶち込んでおけ!」

 

 

ゼンショーさんよぉ…牛あいがけは誰がカレーのトッピングって決めたんだ?」

 

 

ゼンショー監査委員会

「何?カレー以外に何があるって言うんだね?」

 

 

「残念だったなぁ…俺はこのトッピングを牛丼に乗せる!」

 

 

ゼンショー筆頭株主

「何!?」

 

 

ゼンショー会計監査人

「し、しかし牛あいがけトッピングは牛丼ミニと同程度の量!その程度で何ができるっていうんだ!」

 

 

「なら牛あいがけを2つ乗せるまでだ!!!」

 

 

ゼンショー執行役

「な、何だと!?」

 

 

「牛丼大盛、牛あいがけ、牛あいがけ、ライス、ライス、ライス。これでお前も終わりだな!ゼンショーホールディング!」

 

 

 

ゼンショー取締役副社長

「く、私が、こんな…ところで…!」

 

 

 

「さぁ吐き出せ!お前が喰らってきた低賃金アルバイト!去年まであった休日手当!去年より50円安い時給!ワンオペで回すくせに変わらない給料!店舗をたらい回しにされて家に帰れない社員!用意が面倒な牛すき鍋定食!時間がかかりすぎる牛カルビ!具材を入れただけで味噌汁と同じスープの豚汁!原価安いのにまぁまぁな値段がする麻辣もやし牛丼!鬼滅の刃コラボで販売したけど全然売れずに朝食のサイドに回されたふろふき大根!絶望希望涙!その全部全て吐き出せ!行け…!行けええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!」

 

 

ゼンショーホールディング代表取締役・社長

「ぐわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

 

 

全国のすき家マネージャー

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」

 

 

先輩

「ガイジさん、やりはった…!」

 

 

 

【後日談1】

先輩にこれを話したら、牛あいがけはカレーの時だけにしようねと言われました。

 

 

【後日談2】

これ気づいたの辞める3週間前です。