いわしのブログ

長文すぎてTwitterで書けないこととかを呟いていきます。

良い嘘と悪い嘘

愚痴を吐き出してる記事です。できればみないでほしい。




私の怠惰と虚言癖が災いし、新卒でしたが内定が取り消されました。





なんで内定を取り消されたのかなんですが、自動車免許が取れなかったからですね。




ぼくが内定をもらった会社には自動車免許が必須なんですが、入社に間に合わなかったために内定を取り消されました。


正確に言うと内定辞退なんですが、まぁ辞退してなくても結果的に内定は取り消されてたと思います。


この内定の取り消しと怠惰や虚言癖がどう重なってくるのでしょうか。



まず怠惰。自動車学校に入ってからずっとサボってました。


自動車学校には卒業期限というものがあり、それまでに卒業できれば何ら問題はありません。自分の行ってた所は入学から9ヶ月以内の卒業期限。期間は十分でした。


しかし、大学の授業やらバイトやら鉄の塊が動くのが怖いなど理由をつけては逃げ続けました。


現在卒業期限があと1ヶ月半となりましたがまだ卒業できていません。この怠惰によって内定は無くなりました。






もう1つの虚言癖。


これは、内定先にひたすら自分の自動車運転免許に関する嘘の情報を送りまくったことです。

確信を持って言えますが、ぼくは虚言癖です。

虚言癖の特徴を検索して例外無く全て自分に当てはまっていました。


内定先に「すみません…自動車の免許まだ取れていないんです…」と言った時、当然ですが相手方からはお叱りの言葉が飛んできます。(正直、虚言癖なのにここだけは素直に言えたことを褒めてほしい)


「何してるんだ」
「時間はたくさんあったじゃないか」



そんな時、虚言癖はこう考えます。

「これ以上相手に迷惑をかけたくない」と。




迷惑をかけないように、相手を安心させるために嘘をつきます。



免許が取れていない現状は変わらなくても、もし内定までに免許が取れていれば、免許の進み具合は関係ないですよね。



であれば、相手方の精神だけでも楽にしてあげたいと、嘘をつきます。



そこでぼくが言ったのは「あと少しで取れるんですけどね~」です。



企業からは当然のように「あと少しっていつなんですか?」と詰められます。



そこで実際よりもかなり少ない授業の数を教えました。



すると、残りの授業の日程を教えてほしいと言ってきました。



ここからはもう、嘘に嘘を重ねがけするしか道は残っていません。全てその場で考えて適当に答えました。



嘘に嘘を重ねたことがあるみなさんなら分かるかと思いますが、これはめちゃくちゃ疲れます。



というのも、その嘘の都合を全て頭の片隅に入れた状態で、相手との矛盾が起こらないように話さなければいけません。



ここでは割愛しますが、何度か電話するうちに重ねがけた嘘のボロが出はじめました。



・今教習所にいないといけない時間なのに自宅にいる
・教習を受けてる時間なのになぜか電話に出れる


何故なんですか?と指摘されたら嘘で誤魔化すしかありません。

苦しいことこの上ないですが、「全て嘘なんです」と言った時、相手をどれほど怒らせてしまうかを考えたら怖くて言えません。

また、虚言癖の人はどこからどこまでが嘘だったのか説明するのも面倒くさいんです。それほどに嘘をついてるんです。




実際はどうか分かりませんが、企業の人はもうぼくを完全に信用していなかったと思います。惰性で免許もろくに取れない上に言い訳を無限にしてくるんですから。



結果、企業に入っても風当たりが強いことは目に見えてましたし、入社までに免許が取れないことが確定し採用の条件は満たせていなかったので内定を辞退しました。









ここからは俺が俺の虚言癖を見つめなおすための文章です。読む人を思って書きません。






虚言癖はいつからなんだろうか。


強く怒られることを嫌い、嘘をついて、その嘘がまかり通ってしまい、結果的に正直なことを言うよりも嘘をついた方がお互い良いのでは?という考えから俺の嘘はできてると思う。




嘘をついてる時、最近では罪悪感もあまり感じなくなってきた気がする。


たとえば日常の笑いエピソードとかでも、笑いを増すために敢えてオチを事実と違うものにしてたりする。いわゆる「話を盛る」というタイプの嘘。


こういう嘘は、誰にも分からないしその場の誰もが損をしない「良い嘘」だといえる。




今の自分はこの「良い嘘」と「悪い嘘」の違いがわからなくなって嘘を乱発している気がしてる。




いや、「良い嘘」と「悪い嘘」の本質が分かってしまったからこそ嘘を乱発してるんだと思う。




俺の中で「良い嘘」というのは誰にもバレない嘘。自分さえ黙っていれば誰にもバレずに、全員を笑顔にできる嘘。



俺の中で「悪い嘘」というのは誰かにバレる嘘。バレてしまえば、何だ嘘かよと、相手に不信感を与えてしまう嘘。



これを「良い嘘」と「悪い嘘」の定義だとすると、嘘をついた段階ではまだバレるともバレないとも分からない。つまり、バレなければ全て良い嘘になるんだ。


だから俺は全てを「良い嘘」にするために嘘に嘘を重ねがける。もしどこかで1つでも嘘がバレたら、1つの不信感から今まで塗り重ねてきた嘘が全て「悪い嘘」に変わってしまうのではないかと気が気ではない。





だから、嘘がバレそうな時はずっと苦しい。





企業に電話してる時も、もう免許のことよりもどうやったら嘘がバレないかだけを考えていた。本末転倒。




大学入試の自分の実力も周りに嘘をついていた気がする。


ダブルスクール中は数ヶ月ずっと嘘をつき続けた。
オンライン講義を見ていないのに見ましたと先生に嘘をつき続けた。それも毎週報告が必須。


本当に本当に苦しかった。
いつかこの嘘がバレたらどんな最上級の怒りが飛んでくるのか。恐ろしい。思い出したくもない。








この虚言癖という病気、自分の周りにもいます。



何となくですが、虚言癖同士は相手の嘘が何となく分かってる気がします。日頃から嘘をついてるから嘘の癖みたいなのが分かるんですかね?



虚言癖が嘘をつくときって、意外とどうでも良いことに嘘をついたりします。そうすると、「まさかそんなどうでも良いとこで嘘はつかないだろ」という心理にできるんですね。




この虚言癖、本当に治したいです。


全て自分にある原因にイライラし続け、何の意味もない嘘の設定をたくさん覚え続けるのは地獄です。



人と関わると嘘しかつけない社会不適合者ですが、何とか生きていこうと思います。



この記事は多分嘘なしで書けたと思います。
嘘ないって心地いいですね。